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「景観」という言葉は20世紀初頭,英語の”Landscape(風景)やドイツ語の”Landschaft(土地性)の訳語として生まれた言葉である.人為的・自然的要素によって形成されるものであり,人間がそこにいて五感で感じた総合的な景色(照明学会,1995)と定義されている.五感のうち視覚で認識されるのが80%以上であり,その視覚で認識される要素は「色」と「形状」である.
地域の自然の形態や街並みの形態、地域の色を適切に評価し、地域整備に適用することが、風土を生かした美しい景観づくりにつながる。そのため、土の色や地域の建物の色等を測って地域の色彩を断定したり、自然と建造物の形態の調和をボックスカウンティング法やフラクタル解析などで計測したりして、美しい景観づくりに役立てる。